DINKs

DINKsって自分勝手でずるい?当事者が考えてみた

2021年6月17日

こんにちは!東京在住の共働きOLです。

DINKsと検索したら「ずるい」「むかつく」「自分勝手」というサジェストが出てきたのでどのような印象を持たれる事が多いのか調べてみました。

筆者について

30歳。夫と猫と暮らす都内在住会社員です。子どもは予定していません。

DINKsとは

『Double Income No Kids』の略で、共働きで子供を意識的に作らない(持たない)夫婦の事を言います。

『本当は子供が欲しいけれど(身体上の理由などで)持てない夫婦』ではなく、自分達で子なし夫婦でいる事を選択している所が特徴です。

DINKsを批判しているのはどういう人?

子どもを持たない人を快く思っていない=つまり、子供を産むのが当たり前だという価値観の方となります。

  • 子どもがいる方
  • 子どもが欲しいのに授かれない方

の一部に批判している方がいるという事になると思います。

「ずるい」ってどういう事?

ずるいとは、『《形》人をだしぬいて自分が得をするような、正しくないやりかただ。わるがしこい。こすい。』という事です。
つまり、DINKsを「ずるい」ということは、子どもを持たないことに対して「正しくない・出し抜いている」と思っていることになります。

しかし妊娠・出産は義務ではなく、(殆どのケースで)自分が子供が欲しいから選択して行う行為だと思います。

子育てには大変な事が多いと思いますので気楽に見えるDINKsが鼻につくのは仕方がないのかもしれません。ですが、大変な道を選んだのはご自身なので「ずるい」「自分勝手だ」と思うのはその人自身の価値観の問題なのではないかと思います。

DINKsを批判する人の言うこと

少子化に拍車をかける

少子化が進むと労働力の供給が減少したり、社会保障の現役世代の負担が増えるので日本経済に影響が及びます。これは事実です。

しかし、子供が欲しい方は大変でもお金がかかっても子供を望みますし、子供が嫌いな方は楽でもお金がかからなくても子供は欲しくなりません。

子供がいる事のメリットより子供がいない事の方がメリットが大きい」と感じる方がDINKsという生き方を選択するのではないでしょうか。

少子化の原因の根本は「子供を持つことに対するハードルの高さ」です。例えばこのような制度が生まれたらどうなると思いますか?

  • 子どもがいる家庭には、希望者全員にベビーシッター・ハウスキーパーを派遣
  • 保育園・幼稚園は臨むまま入れる
  • 子ども手当を18歳まで月5万円支給
  • 18歳以下にかかる医療費は全て無料
  • 大学の学費は無料

子供がいる事で生まれるデメリットが解消される訳ですから出生率は上がるでしょう。

つまり子供を持たない選択をする身勝手な人がいるから少子化が進むのではなく、子供を持つことが大変な社会だから子供を持つ選択をしない人が増えた。という事です。

そもそもが日本の社会構造が原因なのでDINKsを批判するポイントにはなりません。

孫の顔を見せないなんて親不孝

自分の親に言われるならともかく、他人が口を出すことではありません。

例え自分の親に言われたとしても、親を喜ばせるために生きている訳ではないので、申し訳ないですが自分の選択を優先します。

子供を産んでこそ一人前

子育てで成長できる事は沢山あると思います。しかし成長とは過去の自分と今の自分の差であって、他人が口を出すことではありません。

これも批判する理由にはならないと思います。

孤独死が増える

結婚しても子供を産んでも孤独死しないとは限りません。

パートナーに先立たれるかもしれませんし、子供たちが面倒を見てくれるかは分かりません。

自分の老後資金は人を充てにしないで自分で用意しましょう。

結論:ただの嫉妬では

DINKsは時間的にも経済的にも余裕が出るので他人から羨ましく思われるのかもしれません。

以上、DINKs当事者の意見でした。

  • この記事を書いた人

メイ

グルメ好きのフリーランスデザイナー。 東京近郊の美味しいお店、フリーランス生活、デザインのお役立ち知識などを発信します。

-DINKs